本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

もんたよしのりさん「(人生に悔いは)ないな。ほんまに好きなことしかしてへんもん」

公開日: 更新日:

 18日、大動脈解離のため急逝された、もんたよしのりさん(享年72)。20年近く前に2回、トミーズのトーク番組のゲストで来ていただきました。

 レゲエ風の上着に白いパンツにサンダルというラフな姿で現れたもんたさんに、トミーズの雅くんが「衣装はそれですのん?」とツッコむと「うん。ちゃんと洗濯してるからきれいやで」と、あのハスキーボイスに少年のような笑顔で返されたのが今でも印象に残っています。

「おはよう、おはよう」と声をかけながら、楽屋に入って来られると「よろしくね。今日は好きなようにしゃべったらええんやね?」「はい。そうしていただければ……」「了解。けど暑いな、たまらんな」と知り合いの「近所のお兄ちゃん」というか、まったく“バリアフリー”な方でした。プロデューサーが挨拶に来ても対応は変わらず、文字にすると失礼に思われるかもしれませんが、全然そんなことはなく、きちんと一線を引いた上でフレンドリーそのものでした。

 大ヒット曲「ダンシング・オールナイト」の話になると「俺は好きなことを好きなように歌とただけやから、支持してくれはったみなさんのおかげ……けど、売れてから態度が変わったヤツおんねん。俺なんにも変わってへんのに、アホかコイツら思うな」。

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