「サボテンは世界をつくり出す」堀部貴紀著

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「サボテンは世界をつくり出す」堀部貴紀著

 日本で唯一のサボテン学者が、サボテンの驚くべき生態から利用法、気候変動対策における役割をはじめ、研究の最前線までを紹介する自然科学テキスト。

 食用サボテンの料理を口にしてサボテンが持つ未知の可能性に魅了されたという著者は、2015年から、日本では誰も研究していなかったサボテンの研究に挑み始める。しかし、日本語の研究は皆無で、アメリカやメキシコでサボテン研究の最前線を訪ねることから始める。そうしたサボテンとの出合いから、極限的な乾燥環境でも安定して成長する仕組みやサボテンが持つ特殊な光合成の仕組みなどを解説。さらに地球温暖化の抑制や土壌保全に貢献するなど、地球の救世主になる可能性をも秘めたサボテンの世界を案内。

(朝日新聞出版 1045円)

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