「人生は数学でできている」桜井進著
「人生は数学でできている」桜井進著
数学の面白さを広める活動をする著者による入門書。高校で微分・積分にてこずった人も多いだろうが、さらにその上、理工系の大学に進んだ人だけが知る「微分方程式」を用いて、身近な日常のテーマを取り上げ、解を導き、トップダウン式で数学の面白さを紹介する。
例えば「人生100年の半分は時計時間では50歳だが、感覚時間では何歳になるか」との問題。小さい頃は時間を長く感じ、年をとると短く感じることを説明した「ジャネの法則」を用いて計算すると、平均寿命84.3歳の日本人なら、なんと18.4歳が人生の折り返しになるという。
以降、匂いの感じ方など人間の感覚から、人口増減や戦争などの社会問題、さらにうわさの拡散や恋愛まで、数学で解き明かす。
(中央公論新社 1155円)


















