本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

もんたよしのりさん「(人生に悔いは)ないな。ほんまに好きなことしかしてへんもん」

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 雅くんも同調して「いてるいてる、売れる前は挨拶しても無視しといて、売れてきたら向こうから“雅くん、おはよう!”って、走ってきょんねん。“来るな! こっちへ!”と思たもん」「最低やな、そういう連中」と本気で怒りをあらわにして観覧のお客さんに「ホンマにあかんで、あんなんしたら」と声をかけておられました。

 東南アジアへギターと“小銭”だけで行かれ、観光地じゃない村の木の下で「歌い出したらみんなが寄ってきてくれて、地元の歌教えてもろて一緒に歌うねん。言葉もなんもわからへんのに気持ちて通じるもんやで。ほんで家へ泊めてもろて、みんなとご飯たべんねん。どんだけ楽しいか」「ホテル泊まりませんのん?」「泊まらへん、泊まらへん。俺どこででも寝れるもん」

 帰国後、マラリアを発症して「(体温が)41度とか、見ただけで死にそうなんで!」と生死をさまよった話も本当に楽しそうに話されていました。

 西城秀樹さんにヒット曲「ギャランドゥ」を提供されてからは「東京行った時にスケジュールが合うたら、西城さんがごっついベンツで迎えに来てくれて、自宅に泊めてもらうねんけど、これがまたごっつい家やねん! びっくりすんで! ザ・スターやな。ほんでまたええ人やねん、あの人」と子供のように目を輝かせておられました。

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