最初の“月9”が後に一大ブームとなるトレンディードラマの「種」だった

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「アナウンサーぷっつん物語」(1987年/フジテレビ系)

 電電公社がNTTとなって2月に株式上場。4月には国鉄も分割民営化してJRが発足した1987年。“地上げ屋”の暗躍で地価は高騰し、世は“バブルの塔”の階段を上ることしか考えていなかった頃。そんな中、フジテレビ編成の最高責任者であった日枝久氏(当時49歳で常務)体制下で誕生したのが、“月9ドラマ”だ。

 81年に日枝編成局長のもと「楽しくなければテレビじゃない」を打ち出したフジテレビは、“いいとも”と“ひょうきん族”をベースにその“軽チャー路線”を拡大させていた。一方で、80年代前半には月曜夜9時に高視聴率を連発していた“欽ドン”が失速。

 それに見切りをつけたかのように始まったのが、全6話と短めの連ドラ「アナウンサーぷっつん物語」だった。

 美人として評判の岩瀬恵子、親しみやすい寺田理恵子、イジられ上手の長野智子ら84~86年入社の女子アナたちが注目されていた時期。そして前年に片岡鶴太郎が流行させた「ぷっつん」というフレーズを合わせて、フジテレビそのものを舞台に連ドラにしてしまう安直さ、じゃなかった、軽やかさ。

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