御年80歳の関口宏「サンモニ」来月3月で降板の必然…“名司会者”の多くが70代で一線退く

公開日: 更新日:

「功績は大きかった」

 ちなみに、報道・情報系番組の人気司会者の勇退年齢といえば、小倉智昭が「とくダネ!」(フジテレビ系)を降板したのは73歳、北野武が「今後は映画に専念したい」と「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)を降板したのは75歳、みのもんたが「秘密のケンミンSHOW」(読売テレビ、日本テレビ系)を降板し、すべてのレギュラーが終了したのは75歳(その後、一時的に復活)。当時みのは週刊誌の取材に「75歳になって、若いタレントや芸人のテンポに付いていけなくなった」「完全に潮時だなと思った」などと加齢による体力の衰えが理由にあったことを明かしている。

 “名司会者”の多くが70代で一線を退くことを考えれば、80歳という年齢は、最年長での勇退だ。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「変化の激しいこの時代に36年間もやり続けたことは、立派の一言だと思います。SNSが定着して、いろいろ批判されることも多かったですが、それでも続けられたということは、平均点以上のものは見せてきたということ。さらに普通、70歳を過ぎると、体重が落ちてきたり、老けこんでくるものですが、関口さんは、体形も変わらず、一部だけ白髪を残したオシャレなロマンスグレーで、その年代の代表的な高齢男性として支持を得てきた。その功績は大きかったと思います」

 しかし、さしもの名司会者も寄る年波には勝てず。世代交代は必然だろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった