城下尊之
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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

紀州のドン・ファン殺害事件 元妻・須藤早貴被告の公判日程が決まらない不可思議

公開日: 更新日:

 ことほどさようにこのところ、芸能のスクープもネットの方が早い傾向にあり、活字メディアは実にやりにくい時代になったものだと感じている。人気スターが育ち、熱愛・結婚、離婚、さらに不倫スキャンダルなどが加われば、正直、賑やかになるのは間違いない。

 それはそうと、僕がたいへん気になっていることが、今年、大きく進展すると考えている。それは紀州のドン・ファンと呼ばれた和歌山県田辺市の資産家社長、野崎幸助氏(当時77)の急性覚醒剤死亡事件だ。

 事件が起きたのが2018年5月。遺産が数十億円あるといわれ、事件が起きた日、現場となった自宅には結婚したばかりの妻とお手伝いさんがいた。捜査が続けられて3年後の21年4月に元妻の須藤早貴被告(27)が逮捕、その後、起訴されている。ところが、その起訴された状態のまま、今年で丸3年を迎えることになる。

 僕のやっているワイドショーでもさんざん取り上げた大きな話題で、早貴被告が逮捕された時点で「やっぱりそうなのか……」と世の中は納得し、興味は少なくなった格好だった。しかし、起訴から3年にもなろうかというのに、公判日程も出ていないのは異常だ。確かに起訴から公判まで3年かかる例はなくはない。だがしかし、単純に見えた事件も、公判に持ち込むだけの直接証拠がないのではないか、といった説まで出る始末だ。

 正月のおめでた記事ではない。今年はさすがに裁判になるだろうが、もしかしたら起訴を取り下げるのか、そんな事態は考えられないが……。

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