著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<48>早貴被告はAV嬢時代の動画について、こっそり弁護士に相談していた

公開日: 更新日:

 2018年4月27日に野崎幸助さんと早貴被告は別々の便で東京に向かった。その10日前、早貴被告は所用があると言って、1人で東京に日帰りをしている。

「肖像権がなんとか、という早貴ちゃん宛ての郵便が届いていたんです。私、間違って開けちゃって……」

 アプリコの金庫番・佐山さんが教えてくれた。野崎幸助さん宛ての郵便物は、すべて自宅ではなくアプリコに配達される仕組みになっていた。その中に早貴被告宛てのモノも交じっていたらしい。

「肖像権? なんだ?」

 この時は皆目見当がつかなかったが、後日判明したのは、彼女がAV嬢として出演したDVDについて弁護士に相談していたということだ。少し前に過払い金請求事案のテレビCMが数多く流れていたが、ブームが一段落して儲けを望めなくなった弁護士たちは次の策として、ネットでさらされているアダルト動画の消去に狙いを定めた。

 もっとも、コピーされて拡散してしまった動画を完全に消去するなど不可能に近い。弁護士もそれを十分に分かっているのだから、半分だましているようなものだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方