著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

東日本大震災から13年…通常営業だった番組は猛省を!サンドの好感度が高い納得の理由

公開日: 更新日:

 今年は東日本大震災から13年。報道番組やワイドショーで震災特集を組んだり、テレビ朝日系「東日本大震災から13年『能登とつながる』~被災者から被災者へ~」や、フジテレビ系「わ・す・れ・な・い 巨大地震再び……教訓は生きたのか」など特番を放送するところもあったが、バラエティーの震災関連の番組が激減した。世の中にはニュースやドキュメンタリーを見ない人も多い。だからバラエティーで扱うことで問題意識も高まると考える局は少ないらしい。そんな中で民放ではほぼ唯一だったのが「帰れマンデー見っけ隊!!」(テレビ朝日系)。

 開口一番、伊達みきおが「オンエア日は3月11日なんですね。ということで東日本大震災から丸13年。僕らは震災の時、もうちょっと海沿いに行ったところにシャークミュージアムっていうのがあって、気仙沼魚市場の前に2時46分地震の時、いましてね。もうすごい揺れで……重油タンクが倒されて、そこに火がついて、あっちの沿岸が全部火事だった……」と昨日のことのようによどみなくまくし立てる。彼らは復興のためにテレビで震災を伝える語り部として何十回とこの話をしているのだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景