「水ダウ」企画力冴える清春回…お笑いバラエティーで“脱出企画”が好評のワケと今後注目の番組は?

公開日: 更新日:

 今月13、20日と2週連続で脱出企画を放送した「水曜日のダウンタウン」(TBS系)がSNS上で話題となっている。

 13日はお笑いコンビ・きしたかのの2人が「清春の新曲、歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活」に挑戦するというもの。「清春荘」の一室に閉じ込められ、20分おきに流れる新曲「霧」の歌詞をホワイトボードに書き起こしていく。曲が終わった10分後に判定タイムが訪れ、すべて正解すれば脱出できる企画だ。

 翌週の20日は「今年度分の予算が底をついた」との理由からほぼ再放送に。前週の内容に7カ所の違いをつくって放送し、番組HPでその答えを募集。すべて正解すれば番組のSPグッズが贈られるというアイデアで乗り切った。このあたりの機転が実に「水ダウ」らしい。

 そもそも「清春の歌は何を言っているかわからない」という潜在的なモヤモヤを脱出企画と結びつける着想がユニークだ。さらには新曲の世界観や歌詞が視聴者に伝わり、清春のプロモーションにもなっている。企画そのものが面白く、誰にも損をさせない。このバランスを両立させてしまうのが、番組演出を務める藤井健太郎氏のすごさだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー