養子先から15億円相続…カスタネット芸人・前田けゑさんは今、スマートなヤリ手実業家

公開日: 更新日:

前田けゑさん(42歳)

 ささやかな遺産を巡って相続人がモメる、相続トラブルが年々増加しているという。そんななか、血縁のない80代の女性資産家の養子になり、15億円もの資産を相続したと2015年に明かし、話題になった芸人がいた。カスタネット芸人の前田けゑさんだ。前田さん、今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 前田さんに会ったのは、新宿三丁目から徒歩10分のタワマン1階の会議室。

「このマンションが自宅兼会社です。新宿で飲食店を2店舗経営しているので、この場所は便利なんです。ここを東京の拠点にして、もう10年になりますね」

 上質のスーツを品よく着こなした前田さん、まずはこう言った。

「2012年に養母が亡くなって相続した資産は土地や建物、山など、養母の暮らしていた名古屋の不動産がほとんどで、僕は相続の1年後にそれらの管理などをする会社を名古屋で立ち上げ、不動産を守りながら、新たにマンションを4棟建てるなど事業を拡大してきました。所有不動産の資産価値が上がったこともあり相続した15億円の資産は、いったん相続税の支払いで半分に減ったものの、約10年かけて15億から20億円にまで増やしてきました」

 スマートなヤリ手実業家、といった話しぶりだ。いきなり大金を手にしたら、散財したりだまされたりして、スッカラカンになっても不思議はないのに、前田さん、堅実だったんだなぁ!

「いや、相続直後は、養母がそれほどの資産家とは思っていなかったので頭が真っ白になり、1年後の相続税の支払いを終える頃から、僕の血縁の親族や友人・知人から『お金ちょうだい』『貸して』と頼まれホイホイあげたり、散財したりもしましたよ。でも、だんだん、お金の無心の度が過ぎてきて周囲に不信感や猜疑心が生まれ、30代半ばには人間関係が破綻しました。それで、自分から専門家を訪ねてカウンセリング兼コーチングを受け、ようやく元の自分らしさを取り戻してきたところなんです(笑)」

 突然、大金を手にしたために、やはり翻弄され大変な思いもしたのだ。

「それでも資産を守れたのは、養母との約束を守らなくちゃ、という気持ちが強かったから。養母は僕の母方の祖母の友人で、おばあちゃん子だった僕は、その祖母の頼みで26歳のときに養子に入ったのですが、養母の願いは資産とお墓を守ること。養母が亡くなったからといって、その約束をほごにして好き勝手するのは、人として間違っているじゃないですか。養母が91歳で亡くなるまでの4年半、東京と名古屋を往復しながら養母の介護をしたり、養母が笑ったり泣いたりしながらいろんな話をするのを聞くうち、僕は戸籍だけでなく、心も養母の家の人間になったのだと思います」

 なるほど。

「養母の家を守るのが仕事だ、と就職するような感覚もあったと思います。今は資産管理のほか、大好きな映画作りを勉強させていただき、去年公開になった『さよならモノトーン』『赦し』など映画のプロデュースをこれまで5、6本手がけ、カンヌ国際映画祭にも行きました。そのほか、ネイルサロンや映像制作の事業への投資も。持ち逃げされたこともありますけどね」

 プライベートはどうなのか。女性が大勢言い寄ってきそうだ。

「結婚願望はあるのですが、なかなか難しくて(笑)。カノジョはいたり、いなかったり。僕の持つ資産に興味がない、という女性がいても嘘だ、と思うので、僕の資産や事業を理解し、一緒に守ろう、と考えてくれる女性がいいですね」

 ルックスでは、女優・新垣結衣や元卓球選手の石川佳純がタイプだそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  2. 2

    高市自民も震撼! 韓国では旧統一教会が“丸裸”に…マザームーンこと韓鶴子被告の横領疑惑に強制捜査のメス

  3. 3

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  4. 4

    ドジャースが大谷翔平のリアル二刀流に制限をかける日 本人は「投げているから打てない」否定するが…

  5. 5

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    あの落合博満氏が認めた「天才打者」…多くの引き出しを持つ順応性こそが大きな武器だった

  3. 8

    タモリ騒動で見えたキンコン西野の“本当の評判”と、とろサーモン久保田、永野…"嫌われ芸人"らの意外な素顔

  4. 9

    高市陣営の「中傷動画」疑惑拡大に自民議員ビクビク…“被害者”枝野幸男氏にSNSで「動け」コメント殺到

  5. 10

    キンコン梶原雄太の“タモリ評”の大炎上で思い出す上沼恵美子との“絶縁”騒動…YouTuberで成功も拭えぬ小物感