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牧村康正ジャーナリスト

1953年、東京都生まれ。立教大学卒業後、竹書房に入社し、漫画誌、実話誌、書籍編集などを担当。立川談志の初の落語映像作品を制作。実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリストとして活動。著書に「ごじゃの一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ」「『仮面』に魅せられた男たち」(ともに講談社)などがある。

松田優作「国籍の重さと女の重さ」(2)「ブラック・レイン」撮影後、医師に叫んだ言葉の意味

公開日: 更新日:
松田優作の葬儀、右は喪主の松田美由紀(C)日刊ゲンダイ

「俺をおまえの家の養子にしてくれないか」(「越境者 松田優作」松田美智子、以下同)

 ふたりで散歩する途中、優作は何の前ぶれもなく美智子に申し入れた。そしてある夜、「本当のことを知れば、おまえは俺から逃げていく。絶対に逃げる」とつぶやいた。

 優作が言う「本当のこと」… 

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