TBS“家事ドラマ”はなぜ好評? 暗いフジ月9から「西園寺さん」に救いを求める視聴者も

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 またトレンドに敏感なF1層に刺さる要素も、「西園寺さん」には多いという。

「西園寺さんを演じる松本若菜さんのヘアスタイルや衣装、バッグやアクセサリーなども毎回オシャレで、そこも視聴者の楽しみの一つとなっているようです。また家事ができないことに対して、西園寺さんは卑屈でもなく、『残念なおひとり様感』に伴う不快感もありません。楠見の娘のルカちゃんも子どもらしく描かれており、視聴者への押し付けがましさもない。安心して見れる要素が多いというのが評価の要因ではないでしょうか」(ドラマ制作会社関係者)

 TBS“火22”で大ヒットした「逃げ恥」「わたナギ」「西園寺さん」など、家事がテーマとなった作品に共通するのは「何のために家事をし、誰とどのような自分で生きるのか?」という普遍的な問いかけを明るく提供してくれるという点だろう。

 第3話では、楠見と亡くなった妻の母である義母とのすれ違いが描かれたが、気まずい空気でも明るくマラカスを振り、二人の仲を取り持とうとする西園寺さんのひた向きな姿が描かれていた。

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