アルバムジャケットに細かい工夫を施すセンスはキレッキレ
アルバム「BAD TUNING」(1980年7月21日発売)①
このあたりのアルバムはすべて、私はLPで持っている。
アルバム「TOKIO」のときと同じような話になって恐縮だが、ジャケットにほれぼれしてしまう。LPサイズで見ているから、なおのことだ。ぜひ中古レコード店で探し出して、沢田研二のジャケットデザインのすごみをLPで確認されることをおすすめしたい。
デザインを担当した早川タケジが、また乗りに乗っているのだ。テーマはアンドロイド(人造人間)だろう。ジャケットの表面は、沢田研二の美しいアップ。しかし、頭の部分に赤・青・白のエレクトリックな光がまとわりついている。
裏面は、そんな人造的な沢田研二が、電気椅子のようなものに座らされている。ただ、処刑用の椅子ではなく、何やら診断をされているようだ。というのも、付録の黄色いポスターにカルテのようなものが載っているのである。ちなみに病名は「schizophrenic」=「統合失調症」。
さらにはコピーもふるっている。帯にあるタイトル表記は「バッド・チ『ユ』ーニング」。レトロ調を狙って「ユ」を大文字にする細かい工夫が施され、「唄 沢田研二」の「唄」も時代がかっている。


















