藤原紀香、篠田麻里子ら所属 サムデイ破産に見る芸能プロの栄枯盛衰…前近代的な事務所は淘汰される時代

公開日: 更新日:

 藤原紀香(53)、篠田麻里子(38)らの所属事務所サムデイの破産申し立ては業界関係者には半ば予想されたものだったという。

「『サムデイ』は、とんねるずの元マネジャーが社長で、ことし3月破産手続きに入った『フィット』と同様ワンマン社長として知られていました。そのもとで、きちんと営業や企画のできるスタッフがいなくなっていたのでしょう。マネジャーとして勧誘されて、断ったという人もいますし、中小芸能プロに一部の所属タレントの営業を任せたりしていました」(芸能プロ関係者)

 帝国データバンクは倒産が相次ぐ芸能プロについて、ことし「行き詰まりが表面化している」との調査分析結果を公表した。民放を中心にテレビ業界が衰退の一方、SNSの台頭で個人で活動するタレントも増え、退所者も相次いでいる。有名芸能プロも創業者の死去などで後継がうまくいかないうえ、時代の趨勢についていけないところが大きいようだ。

 芸能評論家の中野義則氏が言う。

「実力があれば独立しても仕事が来るでしょうし、小栗旬さんのように事務所社長になったり、真田広之さんを筆頭に海外の事務所と連携してワールドワイドに活躍する道も開けている。サッカー野球界のようにますますグローバル化し、旧態依然の芸能事務所は淘汰されていく流れでしょうね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった