逆風だらけピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ」開催を危ぶむ声…冠スポンサーの行方は!?

公開日: 更新日:

 秋から冬にかけて開催される「お笑い賞レース」のトリを飾る、ピン芸人日本一決定戦「R-1グランプリ」(3月8日放送予定)の開催を危ぶむ声が起きている。

 放送は、元タレント中居正広(52)の「女性トラブル」に関連する杜撰な対応で、スポンサー撤退が相次ぎ危機的な状況にあるフジテレビ・カンテレ系。

 フジテレビでは、4月6日に予定されていた大型音楽番組「FNS歌謡祭 春」は制作中止、夏の大型特番「27時間テレビ」や夏の一大イベントの「お台場冒険王」も、スポンサーが集まらず実施中止は規定路線。さらに人気長寿番組の「くいしん坊! 万才」は一社提供のスポンサーのキッコーマンからの要請により1月26日から放送中止。国民的人気アニメの「サザエさん」もすべてのスポンサーが徹底し、2月2日から広告提供はゼロになってしまった。今は、ひたすらACジャパンの広告が流されている状態だ。

「今回の件で、フジテレビの親会社である『フジ・メディア・ホールディングス』は、グループ全体の最終利益が前年対比7割以上減と見込まれています。『R-1』の制作は、フジテレビのネットワーク局であるカンテレ(関西テレビ)ですが、カンテレでも、ACのCMが増えていますが、東京のフジテレビに比べればまだマシで、一般のCMも流れています」(スポーツ紙芸能担当記者)

 しかし、「R-1グランプリ」は、ここ数年“冠スポンサー”がつくことが多かった。第19回大会(2021年)では「U-NEXT」、第21回大会(2023年)では「コーエーテクモゲームス」、第22大会(2024年)では「明治プロビオヨーグルトR-1」が、多額のスポンサー料を拠出し、大会名のアタマにスポンサーの名前がついていた。系列局でもスポンサー撤退が相次ぐ中、SNS上では、〈スポンサーがいなくなって、賞金の500万は出せるのか?〉などの声が上がっている。 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー