ぐたぐだ「R-1」でMC 広瀬アリス“同情論”が強かったワケ

公開日: 更新日:

 先日、放送された“新生”「R-1グランプリ」(関西テレビ、フジテレビ系)だが、随所で番組の進行上の不手際があったことが逆に話題となっている。

 SNS上では、“ぐだぐだの進行”と指摘する声が相次ぎ、お笑いタレントの有吉弘行(46)は自身のラジオ番組で、番組の進行が巻き気味で審査員のコメントもロクになかったことに「スタッフも10年以下なのかな」と出場条件に引っかけてチクリ。「初めての10年以下の大会で、結構わちゃわちゃしてたけどねって、後々なればいいんですけどね」としていた。

 今回から司会は新たにお笑い芸人の霜降り明星粗品(28)とせいや(28)、そして広瀬アリス(26)が務めたが、“ぐだぐだの進行”の中、大役を成し遂げた3人に関してはSNS上では評価する声が大勢を占め、特に広瀬に対しては“同情論”が強かった。

 広瀬は番組開始の登場直後、舞台袖で、緊張のあまり「吐きそう」ともらしていたことをせいやに暴露されていたが、その後も立て続けにアクシデントに見舞われた。

 番組冒頭では、ルール説明や審査員紹介、「復活枠芸人」の紹介直後に「ここで広瀬さんからお知らせがあります」と粗品が振ると、主演するドラマ「知ってるワイフ」の番宣が入った。

 明らかに違和感のあるタイミングに、会場の空気が「?」となる中、せいやが「賞レースの番宣ってこういうタイミングで入るんですね~」とフォローすると、「すいません、早めなんですけど」と涙目になって苦笑い。

芸人からの評判は良くなかったR-1

 さらに演者がネタを披露した後は“ツイッター視聴者投票”の結果をスクショしたタブレットの画面を見せながら説明するという段取りになっていたが、画面が表示されずにオロオロ。また広瀬が話していても、マイクのスイッチがオンになっていなかったり、優勝者決定後に広瀬が、「副賞として、U-NEXTの10年間無料会員権が贈られます」とナレーションしている最中に、その大型パネルを持ったU-NEXTの社長がスタンバイしていなかったり、有吉の言うとおり、「わちゃわちゃした感じ」が続いた。さるお笑い関係者はこう話す。

「生放送の公開賞レースはこうしたバタバタがつきものですが、今回のR-1はそれが随所で悪目立ちしていました。もともと、R-1は予選会場でも、テレビ画面を使う芸人のネタなのに、舞台上に電源がスタンバイされていなかったり、不手際も多く、芸人からの評判はよくなかった」

 放送後に広瀬はツイッターで、「自分の実力不足だったと反省しております…本当にすみません……」と恐縮していたが、「本当の優勝は広瀬さん」「一生懸命さが伝わり、とても好感が湧きました」などと擁護する声が相次いだ。アイドル評論家の北川昌弘氏もこう話す。

■人懐っこさも彼女の武器

「いまや“すずの姉”ではなく、バラエティー適性も高いコメディエンヌとしての地位を確立したアリスさんですが、むしろ“女優”としてすべてソツなくこなしてしまうよりも、こうした親しみやすさや人懐っこさも彼女の武器になっていると思います」

 バタバタ続きの進行でも好感度を上げたのは、おねえちゃんの人柄か。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去