著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

ヌード写真付きCD騒動で思い出した…八代亜紀さんは「スッピン顔」を見せてくれた

公開日: 更新日:

 結局、故・八代亜紀さんの私的なヌード写真を特典として付けたアルバムが発売された。本人不在でプライベートな写真を付けることに関しては「ヒドイ」という声を中心に大きな反響を呼んでいる。また、八代さんの最後の所属事務所は、彼女の権利関係の管理をしているとし、今回のアルバム発売に「遺族の意向を尊重して法的に対応する」としている。

 本来なら発売される前に販売差し止めの仮処分を申請し、発売させずに本裁判で争うべきだが、何しろ多額の担保金も必要だし、間に合わなかったのだろう。正式に損害賠償請求の裁判を起こしてシロクロをはっきりさせるのが一番いい。

 ただ僕は、あえて斜めからみると、この騒動で八代さんのことを思い出し、「あの歌声を聴きたい」「カラオケで歌いたい」という人がたくさん出てきたことは良いことだと思っている。

 もちろん、ヌードはやり過ぎだが、故人にとって、特に芸能人にとって「忘れずに覚えていてくれる」ことが最大の供養だと思っているからだ。

 僕自身、八代さんとはいい思い出ばかりだ。八代さんが43歳の時にマネジャーの男性と結婚したが、そのハワイ挙式を同行取材した。その後も彼女が描いた油絵の取材で自宅へうかがい、ずうずうしくも“ミニお宅拝見”まで行った。そこであろうことか、厚化粧と言われた八代さんにそのことを尋ね、化粧を落としたスッピン顔まで収録させてもらったのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束