あご勇さんが今のエンタメ界を憂う「“体を張れない”芸人も地上波バラエティーも遅かれ早かれ消えていく」

公開日: 更新日:

あご勇(タレント)

 長い顔につながる立派なアゴを武器にザ・ハンダースで活躍。その結成から50年を迎えた。桜金造(68)と結成した「あご&きんぞう」(旧アゴ&キンゾー)では、自分のアゴで凝った肩をたたくギャグや、クリクリの目を生かしたエマニエル坊やのモノマネで大人気に。昭和から令和を生き抜いたベテランに芸能界の光と影、そして今のエンタメ界についての率直な思いを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ──1975年に結成されたザ・ハンダースは当時“帝国”と呼ばれた渡辺プロダクションの所属。78年にはモノマネメドレーで歌う「ハンダースの想い出の渚」も大ヒット。さぞかし楽しい思いをしたのでは?

 とんでもない。ハンダースはザ・ドリフターズキャンディーズ沢田研二さんら“ナベプロ本流”ではなかったこともあり、ピークでさえ給料は20万円でした。サラリーマンの大卒初任給(※当時は9万円程度)の倍以上もらっていた計算になるけど、芸能人としてはちょっとね。しかも男だらけのメンバー6人が一軒家で合宿生活していました。ケンカした清水アキラさん(70)が金造サンの布団の上で大便したり、メチャクチャでした。いきなり汚い話ですみません。

 ──解散後に「にぎりっ屁」などの一発ギャグで知られるその桜金造とコンビを組んでさらにブレークしました。

 たしかにアゴ&キンゾー時代は羽振りが良かったですよ。レギュラーは12本、年収3000万円の売れっ子でした。ただ、体を張っていましたから、仕事はかなりきつかった。テレビにコンプライアンスなんて一切ない時代で、ワニ園で“ターザンの格好をしてあのワニにワニ革のベルトしてきて”だの“ハブとマングースが闘っている箱に顔を突っ込んで”といったハチャメチャな企画ばかり。これは局のせいじゃないけど、日本テレビ系「たけしのお笑いウルトラクイズ」で鉄はしごを金造サンとよじ登っている時に上からニョロニョロと何かがこぼれてきて……。金造サンのオシッコ! あの味は一生忘れられません。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網