松尾諭は最高に“印象に残る男”
なかなかうまく関西弁が話せない広瀬さんにも「漫才は初心者なんでぼちぼちやっていきましょう」「そうそう、慣れたら大丈夫大丈夫。なんとかなるって、それより俺のアコーディオンの方がやばいんちゃう?」とフォローしつつ、漫才の稽古の後のアコーディオンの練習に苦労されていました。
漫才が形になってくると、ご自分からアコーディオン漫才に挑戦されました。でも、アコーディオンに気をとられ、漫才のタイミングがずれるので「なんでできんかな!?」と稽古を繰り返し、松尾さんも私も「生放送ちゃうねんから(弾いてる)カッコだけで音つけたらええんちゃいますのん?」と言っても、ディレクターさんは「生演奏でお願いします」と頭を下げられる。例のディレクターがいなくなると「先生、後で音つけたらええと思いません?」「思います」「でしょ? なんのこだわりやろな。ようわからんわ。(出演を)引き受けるときにアコーディオンの演奏あったかな?」とボヤキながらも日に日に上達。アコーディオンの先生も「考えられへんぐらいのみ込みが早い!」と驚かれるほど、弾きながら漫才ができるようになるまでそれほど時間はかかりませんでした。