恋は「狩られる前に、狩れ!」ファーストサマーウイカ、トキめいた芸能人と“推し活”も告白│映画『花まんま』インタビュー
作家・朱川湊人さんの直木賞受賞作から生まれた物語を映像化した、ヒューマンドラマ映画『花まんま』が公開中です。
鈴木亮平さんと有村架純さん演じる兄妹を、家族同然に支え続けてきた幼なじみの駒子を演じたファーストサマーウイカさん(以下、ウイカさん)にインタビュー。チェキプレゼントもお見逃しなく!
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両親を早くに亡くし、大阪の下町で二人きりで暮らしてきた加藤俊樹(鈴木)とフミ子(有村)兄妹。フミ子の結婚が決まり、親代わりとして彼女を守ってきた俊樹も肩の荷が下りるかに思われたが、フミ子は遠い昔に封印したはずの秘密を抱え続けていた。
大阪を舞台にした本作は、大阪出身の前田哲監督のもとに関西出身の俳優さんたちが集結。オール阪神師匠と親子役を演じたウイカさんに、「コクハク」ならではの質問を聞きました。
まさにハマり役! お好み焼きも焼くし、世話も焼く?
――俊樹の幼なじみで、お好み焼き屋を切り盛りする看板娘の駒子役は、ウイカさんにまさにぴったりでした。
お好み焼きも焼くし、世話も焼くという(笑)。
――でもその世話焼きが、クライマックスでの俊樹の行動に繋がりました。
物語の大事な局面でいいアシストをする、周りの背中をフッと押していくような人物でしたよね。
――本作は原作のその後が主になっており、駒子は映画オリジナルのキャラクターです。オファーが来た際には、「自分に合っているな」と感じましたか?
大きな不安はなかったです。作品によっては、「私にできるのだろうか」と思うこともありますが、駒子は、“関西でお店を切り盛りしている、主人公の幼なじみ”という情報だけでも、絵が浮かんだし、セリフの端々から、芯のあるオールドスクールな大阪の姉ちゃんな部分と、恋への奥ゆかしさが垣間見えて、人間臭さのある愛おしいキャラクターだったのですぐにイメージができましたね。
――“奥ゆかしさ”という言葉が出ました。普段はチャキチャキタイプの駒子ですが、俊樹への思いは出さずに奥に秘めていますね。共感しましたか?
私自身は言ってしまうタイプです。なのでそこに関しては、「普段の駒子は、オープンで社交的な人なのに、俊樹への気持ちだけはどうして言わないんだろう」と最初は思いました。
でもフミ子や俊樹と家族同然の関係性だからこそ、彼らのことや、関係性を守りたい、壊したくないんだなと。自分の思いを一方的に伝えるのは、こちら側の欲ですから。そこを優先せず彼らをサポートするところに、駒子は幸せを感じるんだと理解できました。
関西の父の娘、つまり“関西の娘”を演じました
――オール阪神師匠との親子役です。大阪出身のウイカさんにとって特別なことなのでは?
※本作には俊樹が働く鉄工所の社長役でオール巨人師匠も出演
関西人なら、弟子入りしたわけでなくても、阪神師匠、巨人師匠と師匠呼びしてしまう、街中で見かけたら思わず声をかけてしまいたくなる存在です。勝手に身近に感じてしまう、象徴的な存在。そんな方の娘役は、関西の父の娘、つまりは“関西の娘”くらいの喜びです。
――たしかに。
師匠方は生き様、存在自体から「関西」が体現されているというか、滲み出ていて。同じ空間にいると自分の関西成分が何倍も増幅されるというか、引き出されるような感覚でした。関西人じゃなくても、師匠方としばらくご一緒したら知らない間に関西人になっちゃうんじゃないですかね。いや冗談冗談(笑)。
恋は全て先手必勝。「狩られる前に、狩れ!」
――続いて本サイトならではの「コクハク」をお願いします。駒子は幼なじみである俊樹への思いを秘めたままですが、ウイカさん自身の初恋エピソードはいつ、どんな相手でしたか?
幼稚園のときのヨシくんです。ちょっとやんちゃな感じの子で、足が速くて。幼稚園生なのに朝から食パンを2枚食べていたんです。金髪で眉毛のないお母さんが、「ウイカちゃん! ヨシはな、朝から食パン2枚食べるねん!」ってガシャガシャの声で言っていて。それを聞いて、「かっこいー!」となりました。
――(笑)。好きだということは、ヨシくん本人には。
伝えていたと思います。自分の親も、ヨシくんのお母さんも知っていたので。朝から食パンを2枚食べる、足の速い、襟足チョロ毛のヨシくん。幼稚園でも唯一無二というか、浮いている稀有なキャラに惹かれたんだと思います。それが初恋です。
――ちなみにウイカさんが告白された経験は?
ないと思います。告白されて付き合ったこともなければ、断ったこともないです。全て先手必勝。「狩られる前に、狩れ!」です。
――かっこいい(笑)。芸能人で初めてドキドキした人は誰になりますか?
奥田民生さんと阿部サダヲさんです。お二人とも切り抜きをノートに貼っていました。あと当時は、ガラケーでチラシを撮って一度画像データにしたものを写真屋さんに持っていくと、プリントシールみたいにしてもらえたんです。
それで奥田さんと阿部さんのお手製のシールを作って、携帯に貼っていました。奥田さんはUNICORNが復活する前のソロの時期で、阿部さんも大人計画を見てトキめいていたんですが、当時はグッズの入手などは難しくて…。自分で手作りしていました。
――阿部さんとは『不適切にもほどがある!』(TBS)で共演されていました。ご本人にそのことは。
ここまで詳細には言ってないですが、大人計画が好きとか、やんわりとはお伝えしました。
――いわゆる推し活ですね。いまだと自分でアクリルスタンドなどを作ったり。
そうですね。奥田民生さんと阿部サダヲさんが、私の最初の推し活です。
今日という日があってよかったと思えるものにしたい
――ところで、ウイカさんには何度かお話を伺っているのですが、とても気持ちのいい方だなという印象を毎回受けます。
もっと言ってください。文字にして未来永劫、残してください(笑)。
――(笑)。相手にいい空気を送るため、また自分自身のストレスを溜めないためなど、なにか日々心掛けていることはありますか?
嫌われたくはないけど、言いたいことはハッキリ伝えるタイプなので、持たれる印象はさまざまだと感じます。基本は人当たり良く感じる人が多いとは思いますが、身近なスタッフは私のダメなところをたくさん見ていると思います。
ただ取材などでお会いする方は、長くても一緒にいるのは数時間ですよね。その時間によって、「また次も一緒にお仕事できたら嬉しいな」と思っていただけるかが決まる。私自身、そう思える方と仕事をしたほうが気持ちがいいですし、自分自身もそう思ってもらえる人でありたいなと思っています。
――なるほど。
相手のご機嫌を取るというよりは、お互いに「今日、この仕事に来られてよかった」と思える環境作りを心がける。たとえ次がなかったとしても、今日という日があってよかったと思えるものにしたいという欲はあります。
――ストレスを感じてしまうことはありますか?
思ったことを言いすぎて、怖いと思わせてしまったと察知したときに感じます。相手のテンションや喜びが下がった瞬間が分かったとき。相手を傷つけてしまったと自覚する瞬間が、一番のストレスです。
傷ついた気持ちは簡単には癒えないことを知っているし、信用回復が一番時間がかかる。誰だって傷つくのも傷つけるのもイヤだろうけど、私は傷つけてしまった時、後悔と申し訳なさで同じだけストレスを感じます。
ストレス解消に関して言うと、ひとりになる時間も大事だと思います。人と仕事をすることがすごく好き。だからこそ、ひとりでいる時間も大切にしています。
映画『花まんま』は全国公開中
(C) 2025映画「花まんま」製作委員会
オフィシャルサイト https://hanamanma.com/
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(望月ふみ)