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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

定年退職後の“健診スルー”でがんが進行するリスク…野村邦丸さんは1回も受けず

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 春の健康診断シーズンです。企業や団体の近くでは健診車両が停車し、社員の方々がエックス線検査などの順番待ちをしている光景を見かけます。会社に勤めている方は年に1回の健康診断が義務づけられていて、そこにがん検診も組み込まれるケースが珍しくありません。

 しかし、問題は定年された方です。現役時代に受けていた病院で継続したり、自宅近くの病院に切り替えたりしてがん検診などを継続していればよいのですが、先延ばしにする方もいます。その先延ばしの方々は、場合によっては手遅れになる恐れもあるのです。

 フリーアナウンサーの野村邦丸さん(68)は12日、自らの名前を冠したラジオ番組で、文化放送を定年退職してから健康診断を受けていなかったことを紹介。娘が勤める医療機関で娘のアドバイスに従って久しぶりに検診を受けたら、たまたま腎臓がんが見つかったことを語っています。「1年に1回でいいからって言われたのも、全部聞かなかった」そうです。

 ゲスト出演したフリーアナの笠井信輔さん(62)は悪性リンパ腫を克服されているだけに「大反省していただきたい」と叱られたようですが、その通りだと思います。

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