阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず
4連敗で貯金を吐き出して迎えた16日の中日戦。巨人は八回に吉川が起死回生の逆転3ランを放って借金生活は免れたものの、7日の阪神戦の五回から続く適時打なしのイニングは「69」に延びた。
主砲・岡本離脱の後に4番を任された吉川、キャベッジ、大城の3人が8試合で30打数1安打。4番の打率が.033では厳しい。そんな緊急事態を受け、補強の動きが急加速。12日に一塁と三塁を守る右の長距離打者・リチャードをソフトバンクからトレードで獲得したのだが、期待の大砲は前カードの広島戦で一軍合流即、本塁打を放ったものの、移籍後4試合の打率は.143、1本塁打。二軍落ちも見える状況で、巨人が次のターゲットを探していても不思議ではない。
現在の支配下登録選手は63人。70人の枠に空きはある。ソフトバンクに加え、巨人が困った時にトレードを持ちかける球団がある。さる球界関係者が「日本ハムですよ」とこう続ける。
「できれば離脱した岡本が守る三塁か一塁の選手が欲しいが、リチャードを獲得した後だけに、打撃さえ良ければ外野手も視野に入れているでしょう。日ハムでは浅間大基(28)が一軍ではここ2試合はスタメン出場しているものの、打率.184でレギュラーから外れているが、二軍では.297。走攻守の三拍子が揃った実力者です。今川優馬(28)も一軍では出場機会が減り.143。しかし、二軍では.406と高打率をマークしている。