5月に入り葉物野菜が激安のワケ…1年前は1玉1000円だったキャベツが200円台前半で店頭に

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 あらゆるモノが値上がりするご時世で、まれな朗報だ。今月に入り、葉物野菜が軒並み安値をつけている。

 東京都中央卸売市場における野菜の価格動向によると、今月12日時点でキャベツが平年比79%、レタスが同78%、白菜はなんと同74%で取引されている。激安だ!

 昨年のこの時期は天候不順により、キャベツが値上がり。都内の青果店では、1玉1000円と目が飛び出すほどの高値で店頭に並んでいたほど。今年2月にも葉物野菜全体が高騰し、キャベツは一時、平年比3倍高に、白菜も平年比4倍高になっていた。

 ところが一転、日刊ゲンダイ記者が15日川崎市内のスーパーを訪れると、キャベツ1玉が税込み219円、4分の1にカットされた白菜が税込み150円で売られていた。

 なぜ、葉物野菜の価格がここまで落ち着いたのか。農水省園芸作物課の担当者に聞いた。

「今年は春先から適度に気温が高く、雨も程よく降った。葉物野菜はいずれも生育が順調に進み、現在の安値につながりました」

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