日本女子ゴルフ勢力図塗り替えの行方…有望株が続々渡米で「ベテランvs若手」が面白い

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 4人目となるか。

 16日に開幕したSky RKBレディスクラシック初日(福岡雷山GC=6489ヤード・パー72)。ボギーフリーの8アンダーで首位に立ったのは堀奈津佳(32)。堀琴音(29)の姉だ。

 それにしても今季の女子プロツアーは30代が元気だ。昨季は37試合で30代の優勝はイミニョン(33)だけだったが、今季はここまで8試合ですでに3人(工藤遥加32、穴井詩37、申ジエ37)も勝っている。穴井が制したヤマハレディースのプレーオフの相手は42歳の全美貞。先週、申がプレーオフで退けたのも39歳の藤田さいき。この日、堀に3打差3位につけたのも30歳の川岸史果だ。

 昨年のメルセデスランキング上位5人の内、4人(1位竹田麗央、2位山下美夢有、3位岩井明愛、5位岩井千怜)が米ツアーへ移籍。20代前半の旬の選手が多数いなくなり、30代のベテランたちが上位を狙いやすくなっているのだ。

「開幕8試合中、3大会の優勝が30代で2大会は米ツアー組です。優勝こそないが、2年目の菅楓華(20)が開幕から3試合連続最終日最終組で回り、安田祐香が勝った試合では19歳ルーキーの中村心がプレーオフで惜敗。やはり19歳の入谷響や荒木優奈といった新人も見せ場をつくっている。今の若手はピン位置にかかわらず攻めのゴルフをするし、先輩だからと遠慮はしない。今年はベテランと若い選手の優勝争いが増えそうだし、ファンにとっては面白いんじゃないですか」(ツアー関係者)

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