参院選で国民に何を訴えるのか? 石破自民党に勝てる要素は皆無の惨憺

消費減税をやらないのもひとつの見識だが、だったら、社会保障を充実させてくれるのか。何も変えられず、何もやらず、漂流するだけの暗愚の首相が突き進む自爆選挙とその後。
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ないないづくしで、一体どうやって戦うつもりなのか──。今夏、改選を迎える自民党参院議員が頭を抱えるようすが目に浮かぶ。
主食のコメが買えないほどの物価高に国民生活が苦しめられているのに、石破自民党からは選挙で国民に訴えかける経済対策や社会保障政策が全く出てこないのだ。もちろん、口先だけで実行がともなわない票目当ての公約には辟易だが、ここまで何もないというのは、過去の政権政党と比べても酷すぎやしないか。
自民党は注目されている消費税減税をやらず、参院選にも盛り込まない方針を固めたと、15日の朝日新聞が報じていた。代わりに検討されているのは…
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