藤島ジュリー景子氏が「半生」語った話題の本で“語られなかった”核心部分と、今も苦しむジャニーズ被害者たちの人生

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 早見氏のインタビューに答える形式となったのは、そうした流れだろう。ジュリー氏は自らの半生を振り返り、ジャニーズ事務所内でのポジションやジャニー氏、メリー氏との関係からアイドルグループ「嵐」との関わりなどを語っているという。一方で、スマイル社社長に就任した東山紀之氏が「鬼畜の所業」と表現したジャニー氏の性加害について、被害者へ謝罪しつつも、「知りませんでした」との記者会見で主張に変わりはないようだ。

「自伝などを出版し、半生を振り返るのは、リタイア前後の中小企業社長などによくあるパターンで、出版不況の昨今は、それを貴重な収入源として、盛んに営業をかける出版社もあります。藤島ジュリー氏が半生を本にしたいというお気持ちも、出版を決めた新潮社の決断も理解できる気がします。まして藤島氏は著名人ですから、マスコミを通じて報じられ、話題作になります」

 とは、某出版プロデューサー。

「ただ、ジャニーズ連続性加害問題へのマスコミ報道が一段落した現状を鑑みると、少し余裕がみえるといいますか、逃げ切ったという思いもあるのかなという印象も拭えません」と続けた。

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