フジテレビ「会社ぐるみオンカジ」の深刻度=コンプライアンスにルーズな社風が根源か

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フジテレビのコンプライアンスにルーズな社風が問題

 鈴木容疑者が「職場の先輩から誘われた」「周りでオンラインカジノをやっている人がたくさんいた」と供述したように、オンカジの敷居が低い、異常な職場環境だったようだ。また「会社をナメていた」という言葉も見逃せない。

「このくらい大丈夫だと思った背景にフジテレビのコンプライアンスにルーズな社風がある。社風は一朝一夕で出来上がらないですから、社風を築いてきた上の立場の人の責任。この程度なら許されると認識するということは、もっと上の人もオンラインカジノをやっている、もしくは上の人たちはもっと悪いことをしているということの現れ。ルーズな社風は次なる不祥事が起きてもおかしくない状況をはらんでいます」(富田氏)

 株主総会目前の不祥事に、モノ言う株主たちも怒り千万ともっぱら。鈴木容疑者が供述する「職場の先輩」とは役員レベルを指すのか。中居問題よりはマシということなのか、いずれにせよフジテレビのモラルが狂っているのは間違いない。

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