暴かれた保守の二枚舌と選挙のズブズブ…統一教会総汚染、高市人気でも自民は惨敗

公開日: 更新日:
自民党と統一教会の癒着は半世紀以上にわたる(C)日刊ゲンダイ

 統一教会内部文書の衝撃は数もさることながら、自民党の正体を余すところなく露呈させた。学会、統一教会の組織票を失った今、自民に待っているのは有権者の怒りの鉄槌

  ◇  ◇  ◇

 自民党と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とのズブズブの癒着──。昨秋、教団の本拠地・韓国で韓鶴子総裁が逮捕・起訴された。尹錫悦前大統領の妻や側近への不正な金品の供与に関与したなどの政界工作が理由だが、似たような政界工作は日本でも半世紀以上にわたって続けられてきた。捜査過程の押収物から何か出てくるのではと密かに注目されていたところ、やはり“証拠”はあった。

 教団の日本側の会長だった徳野英治氏が教団首脳部を通じて韓総裁に報告した「TM(トゥルーマザー=真の母)特別報告」(2018~22年作成)について、韓国メディアが昨年末に報じた後、8日発売の週刊文春が「3200ページ全文入手」としてさらなる詳細を報じたのだ。当然、今月23日召集の国会でも追及されるだろう。内部文書の衝撃は〈応援した国会議員の総数は自民党だけで290人〉という数もさることながら、自民党の薄汚い正体を余すところなく露呈させたことだ。

 その肝は、教団側が選挙応援で自民党議員の当選に貢献し、その見返りを期待する「ギブ・アンド・テイク」モデルである。具体的には、信者が政治家らと「コンタクト(連絡)」を取って後援会を結成し、後援会を通じて政治家らを「教育(統一教会の思想の伝播)」し、彼らが統一教会の行事に参加して祝辞を述べるようにする方式だという。

 なるほど、実際、多くの自民議員が教団行事に参加して挨拶していたことが分かっている。安倍元首相が銃撃事件の引き金となった教団関連集会にビデオメッセージを送ったのは、首相在任中の国政6連勝へのお礼だったのだろう。 

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