文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?
しかし、私には疑問がある。なぜ彼女は高額の示談金を手にしたのに、週刊誌に知人を介してリークしたのだろう。中居を許せない、彼と組んで“事件”を隠蔽したフジが憎いという気持ちは理解できるが、これだけ詳細に当夜の中居の“性暴力”を明かしてしまって、守秘義務違反にはならないのだろうか? 彼女側が明言していないのは一説に9000万円といわれる示談金についてだけである。
もし今、故・岡留安則がやっていた「噂の真相」があれば、この事件が起きてすぐに、彼女についての具体的な情報を報じたに違いない。それがいいことだといっているのではない。だが、これまで雑誌のプライバシー侵害は枚挙にいとまがない。それが今回に限ってどこも動かなかったのは、X子のメディア操縦術がたけていたからだろうか。
その役割はSNSが果たしているというだろう。だが、私のようにSNS情報に懐疑的な人間は、それを丸ごとうのみにはしない。
私は決して中居がやった「不同意性交」をよしとする人間ではない。だが、X子が友人、知人の力を借りて中居を「空前絶後の極悪人」に仕立て上げるやり方には、やや懐疑的である。