清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト
■《ナ・イヌの無駄遣い》の声も
ナ・イヌは韓国だけではなく日本でもファンが多いが、物語の展開がゆっくりだったせいか、《ナ・イヌの無駄遣い》という失望の声も出ている。前出のエリザベス松本氏は「それを言うなら、成田さんもそうですよね」と、こう続ける。
「成田さんの恋愛ものだと聞いて楽しみにしていたんです。成田さんは変幻自在の役者さんですが、個人的には恋愛ものでの色気の出し方がとてつもないと思っています。2019年公開の『愛がなんだ』、20年公開の『窮鼠はチーズの夢を見る』。特に『窮鼠』では、本来、男性に使う言葉ではないですが、『成田さんのファム・ファタール感……』とうっとりしてしまったほど」
成田の恋愛もので出す破壊力満点の色気が「初恋DOGs」ではいまだ放出されておらず、残念でならないそうだ。
「違うキャスティングだったら評価も変わってきたのかもしれませんが、そもそも清原さんには“集客力”より、出ているだけで作品が締まる、印象をアップさせられる“格上げ力”に期待した方がいいのかも。主役より光る脇役がマッチする、数字より質の女優さんなのでは」(前出のドラマ制作会社関係者)