著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

八木莉可子「主人公のもうひとつの物語」を描くためにふさわしい存在感と演技力

公開日: 更新日:

 24年には「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」(日本テレビ系)でゴールデンプライム帯連ドラ初主演。

 八木莉可子の過去の出演作を振り返ると、演技派女優の「若き日」を演じた作品がいくつかある。22年にNetflixで配信された「First Love 初恋」では満島ひかりが演じた主人公の少女期、24年公開の「劇場版ドクターX FINAL」では米倉涼子が演じる絶対失敗しない外科医・大門未知子の医学生時代を好演した。

 ドラマ映画の回想シーンで顔が似た児童劇団系の子役が主演女優の少女期を演じることはよくあるが、八木莉可子の場合はそれとはまた違って、「主人公のもうひとつの物語」を描くためにふさわしい存在感と演技力がある女優としての起用なのだと思う。

 ファミリーマート(吉田鋼太郎らと共演)や高砂熱学工業、揖保乃糸などの出演CMでは、ドラマでのシリアスな表情とは対照的な明るい笑顔を見せている。それを見ていると、初めて取材したときの彼女の屈託のない笑顔を思い出す。

 タイムマシンに乗って14歳の彼女に再会できるなら、「八木さんは10年後には、みんなに親しまれている、すてきな女優になっているんだよ」と教える……のは未来がわかってつまらないので、やっぱり、やめておこう。

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