女性初の競馬アナだった井口保子さん いまは小説執筆に没頭中
井口保子さん(伝説の女子アナ)
政界では女性初の総理が誕生し話題だが、競馬界では50年以上も前に女性の実況中継アナウンサーが誕生し、世間の注目を大いに集めたものだ。ラジオ関東のアナウンサーだった井口保子さん、今どうしているのか。
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井口さんに会ったのは、都営三田線白金高輪駅から徒歩7分のビンテージマンションの一室。井口さんの個人事務所だ。
「50年以上前に、ローンを組んで購入しました。3回リフォームして、やっと私好みの部屋になりました」
部屋の壁は大理石で覆われ、天井には大きなシャンデリアが輝く。ゴージャスで、まるで西洋のお城のようだ。
「このマンション内に、もう一室持っています。そちらは自宅で、25、26年前に一括で購入しました。その自宅から、毎日この事務所に来て、日中はここで過ごしています。昼夜逆転の生活でして、起きるのは午前0時。何をしてるって? 小説を書くための勉強をしているんです」
小説? 競馬の世界を書いているのか。
「いえ、馬の世界のことは私には難しすぎて書けません(笑)。馬とは全然関係のない、現代社会に生きる人々の心の機微を書いています。もちろん、男女の恋愛を含めて……。70代から書き始め、今は小説家の先生に習いながら……。生きているかぎり、続けたいと思っています」


















