女性初の競馬アナだった井口保子さん いまは小説執筆に没頭中

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“2代目”女子アナから来年誕生?

 さて、4、5歳ごろからアナウンサーに憧れていた井口さんは、東京学芸大在学中にラジオ関東(現・ラジオ日本)に入社。71年、女性初の競馬実況中継アナとなり20年以上も務めた。

「しゃべるのが好きだったから、休日は結婚式などの司会やナレーションなど、365日仕事をしていました。男女差別の激しい時代でしたが、私には毎週たくさんの男性の聴取者からおはがきが届きました。それらをすべて読んで、喜んだり、励まされたり、ときには落ち込むことも……。今思えば、本当に楽しい時代でした。私が競馬の実況中継を引退して、長い年月が流れましたが、いよいよ来年あたり、若い女性アナウンサーの実況が、ラジオから聞こえてくるようになりますよ。ただ、ラジオ局は私の古巣ではなく、ラジオNIKKEIです」

(取材・文=中野裕子)

▽井口保子(いぐち・やすこ)東京・葛飾区生まれ。東京学芸大学在学中の60年、ラジオ関東(現・ラジオ日本)入社。71~95年、「競馬実況中継」で競馬中継を担当。騎手らに取材する「調教だよりジョッキールポ」などのコーナーも好評を得て78年、日本女性放送者懇談会賞受賞。2024年、JRA理事長特別表彰を受けた。

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