人気はヒット作のスペシャル版? 正月特別ドラマおすすめはこの3本

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ムロツヨシの演技が冴える

「うちの弁護士はまたしても手がかかる」(1月4日午後9時フジテレビ系)は、2023年の「うちの弁護士は手がかかる」の続きという設定である。口八丁手八丁の法律事務職員(パラリーガル)蔵前勉(ムロツヨシ)は、今度はテレビで人気のタレント弁護士・樋口新(木南晴夏)と組むことに。

 樋口は番組出演中は穏やかで親しみやすいキャラだが、実はわがまま放題で要求もきつい。てこずる蔵前。2人の丁々発止が見どころで、蔵前を軽くいなす樋口が痛快。「ふてほど」と放送時間がかぶっていて、さてどっちを見ようか。

「119エマージェンシーコール 2026 YOKOHAMA BLACKOUT」(1月3日午後9時30分フジテレビ系)は、2025年大みそかに神奈川・横浜で大規模停電が発生、街は大混乱に陥る。横浜市消防局の通信指令センターにも119番通報が殺到し、粕原雪(清野菜名)ら指令管制員らは、通話の声と音を頼りに救急車や消防車を次々と現場に向かわせる。今回も横浜市が全面協力。

 横浜港では除夜の鐘ならぬ「除夜の汽笛」を、停泊中の船が年越しに一斉に鳴らす。ドラマのエンディングはそんなシーンだとすてきだな。

(コラムニスト・海原かみな)

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