なぜだ?自民の国民民主の連立入り希望に維新が「歓迎」を表明した深謀遠慮

公開日: 更新日:

 額面通りに受け取っていいのかどうか。

 自民党鈴木俊一幹事長が、国民民主党の連立入りを「望ましい」と発言したことを受けて、7日、日本維新の会藤田文武共同代表(写真)が「私も同じ考えだ」と、国民民主の連立入りを「歓迎する」と表明した。

「国民民主は私たちと考えが近く、政策実現に取り組む仲間として歓迎したい」と明言した。

 たしかに、自、維、国の3党連立が実現すれば、衆参で過半数を確保し、政権にはメリットが大きい。すでに自民党は、麻生太郎副総裁が中心となって国民民主の玉木雄一郎代表に秋波を送り、連立入りの条件として「副総理兼財務相」という破格のポストを提示したという報道も流れている。

 しかし、維新は、本当に国民民主の連立入りを「歓迎」しているのだろうか。

「維新の議員は、国民民主に対してあまり良い感情は持っていないと思う。維新は、高市首相が一番苦しい時に手を差し伸べた。なのに、与党になった恩恵を受けていない。“議員定数の削減”や“副首都構想”など、掲げた政策も実現しそうにない。恩恵どころか、支持率が低迷し、連立入り後、存在感は薄れる一方です。それに対して、国民民主は、野党の立場から高市首相に直談判して“年収の壁178万円”を実現させ、まんまと手柄をあげている。維新からしたら『与党としての責任も負わずにいいとこ取りかよ』という気分でしょう。国民民主を連立に誘い込もうとしているのは、国民民主を“無力化”させるためでしょう。実際、連立入りしたら、責任を伴うので無理な要求はできなくなるし、存在価値も小さくなるはずです」(政界関係者)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    インフレ加速、ローン金利は上昇…高市政権で庶民の実質賃金がプラスに転じることはない

  2. 2

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    高市“安倍イタコ政権”にSNSでは《マジでキモい!!!》の声も 伊勢神宮参拝に元首相の遺影持参で物議

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    国民民主党はやはり「連合」を捨てるのか? 自民の名指しラブコールで玉木代表“股裂きモテ男”復活

  3. 8

    レアアース禁輸懸念が広がる中…「反中スター」小野田経済安保相の“勇ましいフェイク動画”が大バズり

  4. 9

    統一教会へのエール発覚の自民・萩生田光一幹事長代行が「早期解散」を牽制するセコイ意図

  5. 10

    吉村代表は「勝負の年」とヤル気満々も…チンピラ維新の大本命目標「副首都構想」に暗雲

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網