著者のコラム一覧
鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき

イラン情勢に日米外交…日本テレビ局の国際ニュースの扱いは消極的ではありませんか?

公開日: 更新日:

 伝統的に日本のテレビは国際ニュースの扱いが小さいですよね。さすがにあちこちで戦争が起きている今の状況ですから、量的には以前よりも増え、毎日国際ニュースが放送されるようにはなってきましたが、それでも内容的にはあまり充実しているとは思えません。

 扱う時間は長くても、内容はだいたい3つの要素しかありませんよね。

①海外の通信社やテレビ局から配信された「外国メディアが撮影した映像素材」

②特派員が「戦場などとはちょっと離れた安全な場所からお届けする」中継

③各局いつも同じ専門家ばかりが出てくる「スタジオ解説」

 正直言って朝から晩までおんなじ内容ばかり。現地を独自で取材した内容はほとんどありません。せいぜい「日本からオンラインで取材した現地の人のインタビュー」くらいでしょうか。ちょっとこれではニュース番組としては情けない、お寒い内容です。

 日本のテレビに伝統的に国際ニュースが少ないことには、いくつもの理由があると思いますが、やっぱり大きいかなと思うのは「国際ニュースが取材できる人材が少ないこと」ですね。日本のテレビでは海外ネタをやってもあまり視聴率が取れない、ないしは「取れないという局の思い込み」があるから、そもそも国際ニュースに携わる人材がテレビ局にはたくさんはいません。

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