本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

“接待”を強要されるタレントの防波堤になった野田義治

公開日: 更新日:

 雑誌社主催のミスコンテストに出場した中学2年生は、審査員のプロダクション関係者から、芸能界に進むからにはいつまでも処女でいてはだめだ、と言い含められ、カメラレッスンと称してホテルの一室で関係をもってしまった。

 そのことを打ち明けられた出場者の女子高生は現在人妻になっている。

 私がその人妻に「もしかしてあなたもその被害に?」と問いかけた。

 すると人妻はうなずいた。

 人妻はそのときが初めての性体験だったと打ち明けた。

「気になったのはカメラまで回してたんですよ。その人、ロリコンらしくてこっそり撮ってたんです」

 当時はいまよりもセクハラの概念が希薄で、唾棄すべき行為が裏でまかり通っていたのだ。

 美を競うコンテストに優勝した女性が、危ない目にあうことは多々ある。

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