闇営業問題で“働き方改革”急務…吉本興業を襲う倒産の危機

公開日: 更新日:

 吉本興業が創業以来の危機に瀕している。所属する漫才コンビ「スリムクラブ」と「2700」が指定暴力団「稲川会」の大幹部の誕生パーティーに参加して金銭を受け取っていたとして無期限謹慎処分に。すでにカラテカ入江慎也(42)の仲介による“闇営業”問題では「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)ら人気芸人11人の謹慎処分が発表されている。

 相次ぐ不祥事を受け、吉本興業は反社会的勢力との決別を表明。今後も所属芸人らに対しコンプライアンス指導を徹底していくという。しかし、「そう簡単にことが収まるとは思えません」と言うのは、若手芸人らの面倒を長年にわたり見続けてきた放送作家だ。

「現在、吉本興業に所属する芸人は6000人以上もいる。そのなかでアルバイトをせず食べていけるのはほんの一握り。食べていけない芸人らは当然、バイト生活を余儀なくされるんです。しかし仕事の特性上、いつ仕事が入るかが分からないので、まともなバイトは出来ないんです」

 その結果、芸人たちは、拘束がなく、現金でギャラが受け取れる闇営業に走るという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾