著者のコラム一覧
適菜収作家

近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中。6月28日には第2弾「続 それでもバカとは戦え」が発売予定。

吉本興業がつながる詐欺グループ、官邸、維新の共通点

公開日: 更新日:

 吉本興業のタレントと振り込め詐欺グループのつながりがニュースになっていた。「カラテカ入江慎也の仲介で「雨上がり決死隊」の宮迫博之、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮、レイザーラモンHGら10人以上のタレントが詐欺グループの2014年末の忘年会に出席。そこは日本最大規模の詐欺グループで、100億円以上を荒稼ぎしていたという。

「闇営業」の中心人物だった入江の契約は解除に。宮迫は「ギャラはもらっていない」と釈明していたが、詐欺グループ側が仲介役の入江の口座にカネを振り込んだと証言し、最終的に金銭授受を認めた。

 昔から芸能界と反社会集団のつながりは指摘されてきた。島田紳助の暴力団との交際問題なども記憶に新しい。「振り込め詐欺」というのは現代的だが、そう考えると、吉本興業が官邸や大阪維新の会とべったりなのも興味深い。

 4月20日、安倍晋三は「なんばグランド花月」で新喜劇の舞台に立ち、変な関西弁を使って観客におもねろうとした。これも衆院大阪12区補選の応援が目的だったのだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー