本橋信宏
著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

プライバシー侵害と報道の自由との葛藤でカメラマンが消耗

公開日: 更新日:

 新潮社発行「フォーカス」は1983年春にはついに100万部突破、翌84年になると200万部という週刊誌として前人未到の大部数に至った。

 ビニ本・裏本で大儲けした村西とおるが新英出版というまともな出版社を立ち上げ、そこから写真隔週誌「スクランブル」というフォーカスの二番煎じ的雑誌を創刊させた。編集長はたまたま取材で知り合ったこの私だった。

 芸能人が地方ロケに訪れるときの人々の異様な高揚ぶりを見てわかるように、人々は有名人が大好きだ。

 知らない人物よりも知っている人物のほうが親近感が湧き、自分に重ね合わせやすくなるのだ。

「スクランブル」を編集していた私たちを含め芸能ジャーナリズムは、毎号、取り上げる人物をそのとき最も売れている芸能人に絞り、必ず表紙に名前を入れることを必須とした。作り手としては、マンネリ化を避けるためにちょっとひねった人選をしたがるものだが、昔もいまも読者が読みたがるのは美空ひばりであり松田聖子であり、AKBなのだ。

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