著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

新しい習慣のコツ…すでに備わっている習慣にくっつける

公開日: 更新日:

 7月2日に「ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました」という新刊が発売されました。

 タイトルが表すように、日常の「習慣化」に焦点を当てた内容なのですが、みなさんは、「習慣化には大きな努力が必要だ」と思い込んでいないでしょうか?しかし、そんなことはありません。自然に習慣をつくるためには、次の3つのポイント、①まず動く②すでに備わっている習慣にくっつける③環境を利用する--これらを意識するだけで大丈夫です。決して難しいことではありません。本日は、②の「すでに備わっている習慣にくっつける」について説明しましょう。

 みなさんには、すでにいくつかの習慣化された日々のアクションがあるはずです。例えば、朝起きたら一杯の白湯を飲む、眠る前に歯磨きをするなどです。現在、自分に身についている習慣に「行動を追加」して、新しい習慣をつくり出す。ベストセラー本「Habit Stacking:97 Small Life Changes That Take Five Minutes or Less」の著者として知られるS・J・スコットによって提唱されたこのアプローチは、「ハビット・スタッキング」と呼ばれ、すでに備わっているハビット(習慣)に新しい行動をスタッキング(くっつける)することで、精神的な負担を少なくしながら、新たな習慣をすぐにつくることができるとうたっています。

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