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荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

【梅毒】新たな薬によって1回の注射だけで治療が可能になった

公開日: 更新日:

 これら抗菌薬には治療開始時の注意点があります。梅毒では、抗菌薬投与から数時間~24時間以内に発熱、筋肉痛、悪寒、頭痛といった症状が出るケースがあります。

 これらは「Jarisch-Herxheimer反応」と呼ばれていて、抗菌薬によって分解された梅毒トレポネーマに対する免疫反応によるものと考えられています。発熱は24時間以内に解熱しますが、アセトアミノフェンなどの解熱剤が使用される場合もあります。この反応は知らないと医師も患者もかなり不安になるので覚えておきましょう。

 また、梅毒は治癒してからも免疫ができません。そのため、自分だけが治療してもパートナーから再感染したり、その逆もありますからパートナーも一緒に完全に治すことが必要です。

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