どこか懐かしい街と人<京島3丁目>

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 京島3丁目には、大正時代から昭和初期の長屋が現存している――。
 曳舟駅近くの交番で教えてもらったその場所を見た瞬間に「あぁ」と言葉が漏れた。

 私の実家がある辺りも、高齢の母が言うには「嫁いできた時から全く変わらない」。木造建築の家しかなく、細い抜け道があちこちにあって、そこを通ると、家の中での話し声やテレビの音が聞こえてくる。漂う香りから、そのお宅の夕飯の予想がつく。上京して15年、懐かしい記憶がよみがえった。

 部外者が入っちゃっていいのかな。見つかって怒られませんように。祈りながら、迷路のような抜け道に入っていく。あそこは行き止まりだろうと思っていたら、窓越しに目があったおばあさんが「そこ、曲がれるよ」と親切に教えてくれた。

 どれくらい歩いただろう。賑やかな商店街に出た。キラキラ橘商店街。戸越銀座や十条の商店街など、活気ある商店街にいろいろと行ったが、ここは何というのか、もっと地元に密着しているという感じ。チェーン店らしき店はひとつも見当たらないのだから、これはすごい!

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