どこか懐かしい街と人<京島3丁目>

公開日:  更新日:

 京島3丁目には、大正時代から昭和初期の長屋が現存している――。
 曳舟駅近くの交番で教えてもらったその場所を見た瞬間に「あぁ」と言葉が漏れた。

 私の実家がある辺りも、高齢の母が言うには「嫁いできた時から全く変わらない」。木造建築の家しかなく、細い抜け道があちこちにあって、そこを通ると、家の中での話し声やテレビの音が聞こえてくる。漂う香りから、そのお宅の夕飯の予想がつく。上京して15年、懐かしい記憶がよみがえった。

 部外者が入っちゃっていいのかな。見つかって怒られませんように。祈りながら、迷路のような抜け道に入っていく。あそこは行き止まりだろうと思っていたら、窓越しに目があったおばあさんが「そこ、曲がれるよ」と親切に教えてくれた。

 どれくらい歩いただろう。賑やかな商店街に出た。キラキラ橘商店街。戸越銀座や十条の商店街など、活気ある商店街にいろいろと行ったが、ここは何というのか、もっと地元に密着しているという感じ。チェーン店らしき店はひとつも見当たらないのだから、これはすごい!

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    FA丸は残留が本音か “契約年数”上積みなら広島に勝機あり

  2. 2

    実はボンボン 桜田大臣“大工あがりの叩き上げ”は経歴詐称

  3. 3

    安藤サクラに朝ドラ奪われ…満島ひかり“超ワガママ”の裏側

  4. 4

    キムタクと2ショット解禁 コウキ操る静香のシタタカ戦略

  5. 5

    ロッテに対抗し青天井 巨人がFA丸に5年35億~40億円の狂気

  6. 6

    交渉前に「お断り」…FA浅村に蹴飛ばされたオリの自業自得

  7. 7

    原巨人ため息…“陰のMVP”天敵フランスアは広島であと5年

  8. 8

    6億円&原監督のメッセージ…巨人「FA炭谷取り」真の狙い

  9. 9

    倉科カナが三くだり半…竹野内豊“結婚しない男”の罪深さ

  10. 10

    “PC打てない”桜田大臣 ツイッターで大島優子フォローの謎

もっと見る