炎上→閉店→返金…セコさ極まる居酒屋のボッタクリ手口
悪徳商法評論家の多田文明氏が言う。
「有名店の名をかたるニセの呼び込みがいるのです。彼らはグループ客に声を掛け、“席が空いてるか聞いてみます”と電話をかけるふりをし、“いま満席なので系列店にご案内します”と自分が契約している店に連れて行く。そうした店はお通しだけで1人800円と通常の2倍。中には客が逃げないよう、街頭で1人1000円前後の前金を取る呼び込みもいます」
「飲み放題、食べ放題」と言いながら、ビールの大ジョッキを飲み干さないとカクテルを注文させないとか、大盛りのモヤシで満腹にさせてから食事を注文させる店もある。
「鍋料理を頼んだところ、ガスボンベ代として1000円取られたとか、あとで計算したら飲んだ酒の数とレシートの数が違っていたなんてこともある。チョコ3つで2000円を取る店もある。知らずに注文した客が文句を言うと<うちのはゴディバだ>とか言うのです」(フリーライターの神村雪雄氏)
こうした店に共通しているのはセコいボッタクリという点だ。何万円も取られればボッタクられていることに気づくが、こうやって1000円、2000円を上乗せされていると分かりにくい。新年会シーズン真っ盛り。レシートはしっかりチェックしたい。