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男びなと女びな“並べ方”の正解は? 人形「久月」専務に聞く

 3月3日はひな祭り。飾り付ける際、1年ぶりの行事ということで迷うのが、男びなと女びなの並べ方。向かって左に男びなを飾るのは「関東びな」、逆に右に飾るのを「京びな」と呼び、地域によって違いがあるとか。

 この風習の由来は――。ひな人形や五月人形などの仕入れ、卸売り、販売を行っている創業180年の人形問屋「久月」の横山久俊専務に聞いた。

「分け方としては“京都とそれ以外の地域”ですが、その違いは飾り方だけ。京都で作られたひな人形を京びなと呼びますが、京びなを東京に持ってきたら京びなの並べ方をするかというと、そうではない。どちらでも好きな並べ方で構わないんですよ」

 では、なぜ並べ方に京都と京都以外という違いが生まれたのか。

「これは一説なんですが、昭和天皇が即位された時(1928年11月10日)、天皇陛下が皇后陛下の右側、つまり現在の関東びなと同じ並び方をされました。それ以前は“左上位”という日本古来の考え方に基づいて京都と同じ並べ方をしていましたが、ひな祭りには元来、平安時代の高貴な方々の“ままごとあそび”という要素もあったので、昭和天皇の即位の大礼を節目に、全国的にそれにならいましょう、と。ただし、京都に関しては御所があった伝統を重んじ、日本古来の考え方でということになりました」(横山専務)

 京都以外の地域では、男びなが左右どちらに飾ってあっても間違いではないのだ。

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