栃ノ心優勝で話題 名産ジョージアワインは二日酔い知らず
平幕優勝に限れば6年ぶりの快挙だ。大相撲初場所で栃ノ心(30)が初優勝を飾り、本人はもちろん、出身地の「ジョージア」も話題をさらっている。
旧ソビエト連邦時代は「グルジア」の名で知られていたが、1991年にそのソ連から独立。有史以前から世界の民族が行き交うシルクロードの要所にあり、人口は400万人ほど。国民1人当たりの平均月収は約4万円で、世界でも貧しい国のひとつだ。
就業人口の約半分がワインに関係した仕事をしているという。そのジョージアワインだが、実は栃ノ心よりめちゃんこスゴイのだ。
なにしろ、最近、紀元前6000年ごろ(新石器時代)に使ったワイン醸造用の壺が見つかるなど、世界最古のワイン産地として知られる。かのクレオパトラが愛飲し、英チャーチル元首相をして「生涯にわたり買い占めたい」と言わしめたほどだ。ちなみに、8000年前からの伝統的な製造法のクヴェヴリ(伝統的壺造り)はユネスコ無形文化遺産に登録されている。