茶亭羽當<下>激戦区の渋谷で人気の秘密は「手作り感」

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 最近、茶亭羽當にシンガポールのテレビ局が取材に来た。独特の喫茶店文化がなぜ日本に根付いたのかを分析するという番組だ。羽當のような「個店」とスターバックスやドトールのような大手コーヒーチェーンの違いを際立たせようと、ディレクターは店主の寺嶋和弥さんに大手の問題点をしゃべらせようとした。

「困っちゃいました。僕はスタバやドトールも好きで、お店に行くこともありますしね」

 とはいえ圧倒的な資本力を持つ大手が渋谷でも幅を利かせている中で、どのようにして生き残ろうとしてきたのか。それを尋ねると、寺嶋さんはしばらく考えてから「手作り感じゃないですか」と答えた。

 前回、店の至る所に花が飾ってあると紹介した。テレビ局のスタジオセットに飾られる花も手掛ける生け込み専門の店から買っているのだが、「先方には無理をお願いして素材だけを買っています。飾り方は我々が決めます」。

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