「かふぇ さくら」1000円の価値あるコーヒーが400円で

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 サイホンでコーヒーを入れる喫茶店に出合うことはめったにない。理由は簡単で、器具が高いからだ。割れやすいロートは1個1800円。慣れないアルバイトを雇ってサイホンの店を運営するのなら、100杯入れると1個は割れるという前提の上で経営を考えるものだという。

 それでも東京の北区滝野川にある「かふぇ さくら」はサイホンにこだわる。「格好いいじゃないですか」。オーナーの村上龍太さんはそう語る。

 村上さんは大学では無機化学を学び、企業の研究職に就いた。しかし水に合わず、25歳の時に喫茶店経営を思い立った。「大学の研究室は飲み物の持ち込みが自由で、ボナポットで入れたコーヒーを好んで飲んでいたからかもしれませんね」。9年間の修業を経て念願の店を開いたのは2012年3月だ。

「味ネルドリップ、香りサイホン」。コーヒーとはそういうものらしい。ロートを外し、ボールにたまったコーヒーをカップに注ぐ時に最も良い香りがする。だから村上さんは、わざわざ客の前でコーヒーを注ぐことにしている。

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