総額1200億円!ドイツの博物館で戦後最大の美術品盗難
ドイツ東部ドレスデンで25日早朝(日本時間同昼)、ドレスデン城内にあるザクセン王家の宝物を展示した博物館「緑の円天井」に何者かが侵入し、18世紀の宝石など多数の展示物を奪い逃げ去った。警察は被害額について明らかにしていないが、大衆紙「ビルト」は、10億ユーロ(約1200億円)に上ると指摘。「戦後最大の美術品の盗難事件」と報じている。
事件発生前、近隣の地下墓地で配電装置が放火され、博物館のセキュリティーが一時まひ。この間に複数の犯人が窓から侵入した。
写真は盗まれた装飾品のひとつ。有名な41カラットの天然ダイヤ「ドレスデン・グリーン」は現在、ニューヨークのメトロポリタン美術館で展示されており、無事だった。